冬場は落葉樹の剪定適期です
剪定のご依頼をいただくのは、枝や葉がボーボー、草もボーボーで鬱陶しくなった夏場に多いものです。しかし大概の落葉樹は、葉が落ちたこの時期が剪定の適期です。常緑樹だけだったら夏場1回の剪定でいいでしょうけど、落葉樹もあったら2回に分けて頼んでいただけたらありがたいところです。
どんな枝を切ったらいいか、主婦の友出版「花木、庭木100の剪定のコツ」船越亮二 著 より抜粋させていただきます。
・胴吹き枝、ヤゴ枝
幹の途中から伸び出した小枝を胴吹き枝、地際から伸び出したものをヤゴとかヒコ生えといっています。これらを放っておくと、必要以上に養分を要求するため、上枝の生育に影響を及ぼしてきます。
・ふところ枝
樹冠の内側に伸び出している枝です。このような枝は開花結実を望めないし、枝葉の込みすぎの原因となります。放置しても2~3年で枯れますが、日照、通風をよくするために早めに切りとります。
・徒長枝
幹や枝から勢いよく伸びている枝です。放置しておくとこの枝に養分を奪われ、大切な枝を枯らしたり、樹形を乱します。
・逆枝
枝が本来伸びる方向と逆方向に伸びている枝です。美観上好ましくありません。
・交差枝、からみ枝
主枝や残したい枝と交差したり、からんだりしている枝です。美観を損ないます。
・車枝、平行枝
枝が一か所から車輪状に出ている枝を車枝、支枝や側枝に平行に伸びている枝を平行枝といいます。枝が込む原因になりますし、美観上も不釣り合いです。
・内枝と外枝
一般に、内芽は樹冠内部に枝を伸ばすことになり、日照、通風を悪くする原因になります。(中略) できるだけ外芽を育てるように、外芽の上で切るのが一般的です。
おっと、うちの温室前の元藤棚(ノウゼンカズラ)も剪定しないと><
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