過剰サービスや過当競争について、思うこと
日ごろ、よく思っていることが11/14のヤフートピックスで取り上げられていました。過剰サービス、過当競争、行き過ぎた「お客様は神様志向」。
うちの会社の周りでは、昼間よく時間を潰している軽配送のトラックが道端に停まっているのを見かけます。昔は彼らの事情を察しようともせず何をさぼっとんねんと思っていましたが、今は気の毒に思えてなりません。
本記事はコチラ ですが以下、抜粋です。元は雑誌 AERA 2016年11月21日号の記事のようです。
朝は7時すぎに営業所に出勤し、荷物を積み込み、8時に配達に出発。1日100~150個の荷物を配達し、同時に集荷もする。「午後8-9時」という時間帯には20~25個配達しなければならないことが多く、間に合わないこともあった。営業所に戻って伝票の整理や着払いの精算などを済ませると、退社時間は午後10時を過ぎる。
(中略)
「時間指定や再配達は企業側から言い出したサービスですが、利用者はその裏でドライバーたちがどれだけ大変な思いをしているのか、想像できていない。『送料無料』が当然と思う人も増え、発送する企業による宅配料金のディスカウントでドライバーの給与も下がっています」
(中略)
『日本の消費者はなぜタフなのか』の著書がある中央大学の三浦俊彦教授は、「もはや知られたことですが、日本の消費者は商品やサービスへの要求が世界一厳しい」と指摘する。そんな消費者がいたから日本の製造業は競争力をつけることができたのだが、「日本企業は先回りして商品やサービスを開発することで、消費者を甘えさせてしまっている」
(中略)
電通の新入社員の女性の過労自殺が労災認定された翌月、あるブログが話題になった。筆者は約15年間、コピーライターとして電通に勤務し、昨年退職した前田将多さん(40)。「広告業界という無法地帯へ」と題して、「恐ろしいのは電通でもNHKでも安倍政権でもない。どこにでもいる普通の人たちだ」と書いた。
(中略)
前田さんは自戒も込めて言う。
「クライアントは『神』とされ、現場の社員や協力会社のスタッフはむちゃな要求に非人間的な努力で応えている。でも、彼らも人間です。何げない要求が相手の時間を奪い、追い詰めることがある。みんな、そのことを想像してほしい」
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