梅雨時は、剪定・切り戻しの適期です
湿度が高く蒸れもある梅雨時は草花の切り戻しをする適期です。春に植えたベゴニアやペチュニアも花を咲かせながら大きく育ってきている頃です。せっかく咲いている花の付いた茎を切るのは抵抗があるかもしれませんが、そうするのが花を長く楽しむコツ。切り戻さなかったら枯れるという訳ではないですが、そのまま長く伸ばしていると、花の咲きが悪くなってくる、自身の重みで倒れてくる、株元あたりが枯れこんで寂しい状態になってくると、いいことはありません。株元に近い位置で切ることで、低い位置からまた新しい茎が伸び、花を咲かせてくれます。しかも切った後は2つ3つに分かれて茎がでることもよくあるので、より多くの花を楽しめることになります。
観葉植物は、少し意味合いが違うかもしれませんが、同じく切り戻しの適期といえます。梅雨時だからというより、寒くなる時期から逆算したら、できればこの時期には切っておきたいといったところです。マッサンゲアナ、広ドラ、青ドラ、ゴム、カポック、ガジュマル、パキラ等枝物(朴物)と呼ばれる観葉植物は、痛んだ葉を一旦全部落として、新しい葉を出させるのですが、そのために外へ出します。しかもこの新芽を出させるためには、普段は避けてくださいと言っている直射日光でもいい位、明るい所へ置きます。ひととおり葉が出揃うのに3ケ月程みておきたいので、夏前のこの時期から仕込んでおくのがいいのです。10月頃でもまだまだそれほど寒くはありませんが、日差しや温度の条件が悪くなってくると、生長も止まってきてしまいますので。そして、葉が出揃ったら室内へ。いつまでも直射日光に当てていると葉焼けさせてしまいます。痛んだ葉を落として、外へ出すこのタイミングで植え替えまでやってしまったら完璧ですね。ちゃんとやろうとすると、面倒なものです。
庭木では、春に花を咲かせた低木類が剪定の適期です。花が咲き終わってなるべく早いうちに剪定をしてしまわないと、木が翌年の花芽の準備を始めてしまい、それを切ってしまうことになるからです。生垣も第一回目の剪定時期です。また高木の剪定時期は樹種によってまちまちですが、一緒に済ませられたら手間が省けますね。でも落葉樹はやっぱり冬、ですかね。
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