一度まとまった雨が降ってくれれば、夏でも数日は水やりをしなくていい法則
まだ梅雨前ですが、夏のように暑くなってきました。屋外で花壇やプランター、植栽の管理などをしていると、雨が降ってくれないと水やりに追われるようになってきます。小さな器ほど、また日光や風に当たるほど乾くのが早く、水やりの頻度も増やしていかなければなりません。もちろん環境や植物の種類、根の深さ等にもよりますが一般的に乾きやすさを順に記すと、地植え < プランター < 単独の鉢 < ハンギング といったところでしょうか。
植え込み用のポット花で根がまわっている物は、朝に水をやっても夕方にはカラカラに乾いてしまうペースですので、底面給水にしておかないと持たない位です。(植え込みで使うまでの仮の状態です)
ハンギングは特に乾くのが早いです。某立体花壇の専門家が、日本でハンギングを枯らす原因の9割以上が水枯れによるものと言われていました。夏場は自動潅水装置を付けたいところですね。余談ですが、このようなタイプのハンギングバスケットは下にヘデラ等の長く持つ植物を植えておくと、植え替え時に全部植え替えをせず、上の花部分だけを植え替えたらいいので楽です。
話を戻しましょう。夏場、晴天が続くと毎日水やりをしなければなりません。でも一度長雨でたっぷりと土が湿れば、向こう数日は水やりをしなくてもよくなります。おそらく暑くてよく晴れた日、短時間の水やりでは土が吸収する水はわずかで、表面が湿っただけか或いはほとんど下に流れてしまうのだと思います。暑さと過乾燥で土が水を吸いにくい状態になっているような。それが長雨で、時間をかけてたっぷりと水がかかると、土の状態も水を吸収しやすい状態に戻るような。経験的に言っているだけで、間違ってたらすみません。
つい先日のように、久々に降るまとまった雨はまさに恵みの雨ですね。またそれが続くとうっとおしくなってくるのですがね。
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