10万円のババ抜きマンションと10億円のタワーマンションで思うこと
バブルの頃、特にスキー客用に開発されたリゾートマンションで価格が暴落しています。私もよく不動産のサイト、しかも格安系を見るものだから、広告として画面に飛び込んできます。100万円クラスはいくらでもあって、中には10万や20万なんていうのも。リゾートマンションは、購入費用が安くても月々の管理費や修繕積立金が高いものが多く、使わなくなった人にとったらタダでもいいから早いこと手放したいといったところでしょう。最後に持っていた人が負けの、ババ抜きマンションなんて呼ばれているようですよ。しかし不思議なのが、マイナス価格は見かけないことです。「私所有のこのマンション、登記してくれたら10万あげます、100万あげます」みたいな。あってもおかしくないように思いますが、もしかしたら法にでも触れるのかな?
一方、都心のタワーマンションでは中古でも10億、なんていうのもあるようです。タワーマンションは高層階にこそ価値があるように思うのですが、お役所算出の評価額にはそういった概念がありません。2Fでも最上階の50Fでも床面積が同じだったら評価額も同じなんですね、実勢価格は倍以上の開きがあるというのに。極端な例だと、10億現金で持っている人が亡くなればそのまま10憶に対して課税されるから、税率50%とすると5憶、税金でもっていかれます。が、もしその10憶のマンションを買って評価額が5000万だったら、5000万に対して課税されるだけという、相続税対策に利用されることになってしまっています。ようやく最近なんとかしようという動きはあるようですが。
マンションに限らず何でも二極化の時代ですよね。安いものはどんどん安くなって高いものはどんどん高くなる。値段は正直とは思うけど、ブームや風潮に流されないようにしたいものです。
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