市役所の観葉植物が汚いわけとは
2016/07/04
どこも全部というわけではありませんが、市役所や各種官公庁の建物内に設置されている観葉植物は綺麗とは言いがたい状態のものが多いです。その最大の理由は値段です。毎年入札、入札で値段が下がりめちゃくちゃ安いのです。(一度業者が決まればその後全く入札のない所もありますが、その辺の加減はよくわかりません)一般企業に貸し出す値段の半分どころではありませんよ、1/4とか1/5のレベルです。それでも仕事が欲しかったら、入札に参加して安い値段でも仕事を取りに行かなければなりません。過当競争!? でももし全く談合等がなかったら、こうなるのが自然な姿ではって思います。
それだけではありません。担当者にもよるのでしょうけど「ちゃんと月1回交換してや!」って言われます。貸植木って、元々月1回交換、というスタンスで始まったからか、契約上は月1回交換ってなっている場合が多いのだと思います。でも実際はそんな数を交換してられないのでほとんどを手入れで済ませます。(その代り月2回行って水やりまで全部こちらでやっているのだというのは私個人的な意見)いくら値段が安くても手入れ、手入れでいけたら、いい物を入れてそれを維持していくこともできるのに、どうせすぐに交換しなければならなかったらそこそこの物からそこそこの物への交換になってしまいます。例えばその場所にピッタリのいい植物があっても持ち運びが苦になる重い鉢を避けるようになり、並びの植物はそんな頻繁に同じ種類を揃えられずバラバラになってきます。
安価をカバーするため数をこなさなければならず交換と水やりで精いっぱい、葉にほこりが積もっていても拭いている時間も取れません。他業者をかばうわけではありませんが、このシステムではこうなってしまいます。一見いいように見える入札というシステムも様々な弊害があります。今注目の国民投票とそういう意味では似ているなぁって思いました。
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