北浜のレトロもじゃハウスから現代の壁面緑化まで
大阪市中央区伏見町にあります青山ビル。大正時代に作られた鉄筋コンクリートの建物で、平成9年には国登録有形文化財に指定されています。建物を覆うツタは、以前の甲子園球場から株分けされたものだそうです。
いい感じ!ちなみに、このようにツタで覆われた建物は「もじゃハウス」って言われていますが、BSジャパンで放映されている「空から日本を見てみよう」で広まったのかな? この番組も好きで、よく観ています。中は細かいテナントに分かれていて、普通に賃貸募集もされています。宣伝しても仕方ないですが、青山ビルのテナント募集ご参考まで。安い部屋だと4.5万で借りられます!!
もじゃハウスではありませんが、同じく大正時代に建てられた船場ビルディングもかっこいいです!以前ここの地下にテナントを借りられていた方とお話ししたことがあります。すごい人気でなかなか上の階は空かないそうです。とりあえず空いていた地下の一室を借りて、上の階が空くのを待たれていたとか。
建物にツタを這わせると、根がコンクリートのわずかな隙間に入り込みその隙間を広げ、建物を傷めるからよくないという意見もありますが、実際どうなんでしょう?根が建物を傷める方が大きいか、グリーンが日光や風雨から建物を守る方が大きいか、同じようなものじゃないかな???
最近では、建物のまわりにワイヤーを張って、そこにツタを絡ませていくやり方が取られています。これだと、建物を傷めないですね。で、ツタ、ツタって言っているけど、青山ビルなど昔からあるのは大概夏ヅタ、冬は落葉します。最近のはほとんどヘデラ、常緑。まぁこれも一長一短ある訳ですが、画一的にどこもヘデラばかりになってしまうのには賛成できません。
ただ、古い建築物でも最新のスタイリッシュな建築物でも言えることですが、おぉーって思える共通点は「適度に管理された生き生きとしたグリーン※」があること、または建物と融合していることではないでしょうか。全く植物のない建物は、無意識のうちに敬遠されている面はあると思います。人も生き物、本能のようなものと思います。
※放置されて草や雑木に飲み込まれたような建物は廃屋のようで見苦しいし、枯れたような花や観葉植物が置かれていても見苦しいということです。
トヨクニハウスは夏ヅタetc.
うちの事務所はヘデラ(計画的に緑化しようとして始めたのではなく、成り行きでにこうなってしまった^^;)
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