新築、移転、結婚等お祝いで贈る観葉植物でオススメできるものとは
お祝い用として最もよく使われる観葉植物はドラセナマッサンゲアナ、別名幸福の木です。名前も縁起がいいし、見た目も綺麗で鮮やか、特に凝ったお手入れをしなくてもそこそこはもつ植物です。次によく使われるのが、パキラやソングオブジャマイカなど。鮮やかさよりもスタイリッシュさやオシャレ感を出したいときに使われます。いずれも室内であれば多少暗くても、水やりの仕方が悪くてもそこそこはもつ植物といえます。
オススメは、適当に管理しても半年位はもつ観葉植物
幸福の木など、お祝いでよく使われる観葉植物にはそれなりの理由があった訳です。では、そこそことはどの位かといいますと、半年位ではないかと思っています。標準的な環境として、普通の家のリビングやテナントビルの受付付近を想定して、光不足や水のやり過ぎや少なすぎがあったとした場合です。もちろん、環境も水やりもよければ2年、3年ともつのですが・・・なかなか完璧に管理されることを前提にはできないものですから。そして前提といえぱ、真冬なのに寒風の当たるエントランス等に置いたり、全く水をやらない等はないものとして、ということです。
ポトスやベンジャミン、ヤシ類がお祝い植木にオススメできない理由
ポトスはツル性の植物です。ツル性の植物は、樹形を維持するために絶えずひもや針金でくくっていかなければなりません。強さでいえば強いのですが、手間のかかる植物なのです。
ベンジャミンはとても光好きの植物です。贈り先が明るいショールーム等でしたらいいのですが、一般的な室内環境では大概光不足となって葉がパラパラと落ちてしまいます。
ヤシ類(特にアレカヤシとフェニックスロベレニー)は極端に水を好む植物です。サボテンならほとんど水をやらくてもいいと知られていますが、ヤシ類には普通の植物以上に水をやらなければならないとあまり知られていません。水不足で枯らしてしまうことが多々あるのです。
お祝い花、胡蝶蘭という選択肢
お祝いの植物では、観葉植物ではなくなくお花の胡蝶蘭を使うこともあります。ただ胡蝶蘭は2万、3万、5万と高額になります。おおよその値段がわかるから、それがいいという場合もあります。また値段を抑えて華やかさは出したいというときには、シンビジューム等の花にする手もあります。いずれにしましても、観葉植物よりも華やかなのはもちろん、設置スペースを取らない、後々お祝い用と割り切って処分しやすいなどのメリットがあります。状況に応じて使い分けたらいいと思います。
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