手間がかからず枯れにくい観葉植物の種類は結局何か
前の記事で、生長の早い観葉植物は、植え替えも頻繁にしなければならないから面倒と書きました。そういえばアレカヤシとフェニックスロベレニーは水の消費も極端に多く、普通の感覚で水やりをやっていたら、大概水枯れさせてしまいます。植替え以前の問題ですね。寒さに弱いのもダメ、暑さに弱いのもダメ、普通の部屋の明かりで照度不足になるようなのもダメ、ツル性の植物も管理が面倒・・・って一体何を選べばいいのって言われそうですね。結局万能な植物なんてないから、設置する環境に合わせて、明るい部屋だったら光好きな植物の中から選び、暗い部屋だったら耐陰性のある植物の中から選ぶのが正解だと思います。
リュウゼツラン科トックリラン属 トックリラン
ヤシ科ホウエア属 ケンチャヤシ
しかし敢えて言うなら、トックリラン(別名:ノリナ、ポニーテイル)と ケンチャヤシ がオススメです。両者とも生長が遅いから植え替えの必要は何年もなし。ずーと置きっぱなしではダメですが暗い部屋でも耐える(このことは生長の遅い植物全般についていえる面があります、たぶん痛むのも遅いから)。寒さ暑さにもそこそこ強く、水切れにも強い。ツル性でないから生長とともにくくっていく必要もなく、葉がパラパラ落ちることもない。そして病害虫も付きにくい。
でも、なかなか普通には売っていないかもしれません。生長の遅い植物は、生産者からしたら出荷まで時間がかかる厄介者だから、あまり好んで作ろうとされないのでしょうか。
注)一般的な室内に置く観葉植物の大鉢を前提にした個人的な意見です。設置環境や、世話する人の好みや癖などがわかっていたら、もっとオススメできる植物の種類を挙げられるかもしれません。
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