シュロチクの教訓~水切れしても後でたっぷり水をあげたら元に戻る植物と戻らない植物~
今年もまた去年と同じ失敗をしてしまいました。シュロチクの水枯れです。月2回メンテナンスの水やりだけでは8月は耐えられないのです。来年からは、7月後半から8月だけは週1ペースで水やりに来ようと心に決めるのでした。
植替え前
植替え後
シュロチクを始めヤシ科の植物は、新芽を引き抜こうとしてみて簡単に抜けたらもうその茎はダメ、死んでいます。いくら後でたっぷりと水をあげても手遅れです。株立では、何本かダメになっても生きている茎もあり、バランス次第なところもあるのですが、今回は重症で総植替えとなりました。ヤシ科の植物は水切れさせると元に戻らないものが多いのです。
あと、基本屋外鑑賞用のため観葉植物に含めたくはないのですが、ゴールドクレストを始めとする鉢植えのコニファー類も、葉が茶色くなってきて、あっ!と思った時にはもう手遅れになる水切れ注意な植物です。
しかし上記以外の多くの植物は、水切れでへにゃへにゃになっていても、後でたっぷりと水をあげると元通りしゃきっと戻ることが多いものです。水切れすると葉がへにゃっとなるポトスや、葉が丸まってくるカラテアなどがわかりやすい例です。ベンジャミンのように葉が落ちるタイプは一旦葉を落としますが、茎まで死んでいなければまた芽を吹いてきます。道端や公園の雑草も、長らく雨が降らず枯れたように見えていても、雨が降ったとたんに息を吹き返してきますね。
特に夏場、明るい場所、暑い場所、植物がなんとなく元気なくなってきたなぁと思ったら、まず水ではないかと疑ってみたいものです。元気がないと気付き、たっぷり水もあげないで栄養剤をあげるのは全く意味のない行為ですよ^^
これは、今年の春に植え替えたばかりのマンションまわりの植栽です。管理も任されています。根はまだ浅いのですが、自動潅水装置を付けているので普段水やりをする人がいなくてもこの通り、しゃきーん!
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