春先はコニファー類の剪定適期です
年に一回の剪定ですと、色々な樹木があった場合、適期でないのに切ることもあります。よくあります。しかしそれは予算との兼ね合いもあって仕方のないことと思っています。でも適期以外の時期に切ったからといって枯れるわけではなく、葉先の痛みが目立つとか次の年に花が咲かないとか、そういうことです。あんまり神経質になる必要もないかと。でも自分の目の届くところは一度にやるのもしんどいということもあって、なるべく適期に、順番にやっていきます。
先日、温室前のコニファー類の剪定をしました。年々脚立に上るのが億劫になってきましたが、一度丸く切り出すと毎年切らないと形を保てません。普段あまり植物に接しない多くの人は信じられないかもしれませんが、元はよくある鉢物のゴールドクレストです。クリスマスの時期にポインセチアとともによく出てくるアレです。
これを地植えにして十数年もすればこうなります。コニファー類は放っておいてもある程度は自然にまとまるのですが、どうしても下葉から枯れてくるし、場所も取られる。痛んだ下葉を整理することで木の下にスペースが確保され、後は形を整えるために丸くしてしまうのです。
本当はあまり見せたくない裏側です。日の当たらない北側はこんなに剥げてしまいました。鉢物のように回転できないから、これはこれで仕方ないですね。
冬場、コンテナ植栽の植え込みで使っていたゴールドクレストが続々と帰ってきました。特に鉢植え状態のコニファーは暑さに弱く、なかなかいい状態で夏越しをさせるのは難しいのですが、とりあえずプラ鉢に植えなおしておきました。
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