鉢物の特性とテクニック
マンションのベランダで植木鉢やプランターを使ってガーデニングしていた人が、庭付きの一戸建てに引越しして地植えをしてみたら、植物の生育の違いに驚くことでしょう。鉢植えではあんなに苦労したのに、地植えって放っといてもどんどん大きく生長するやんって。考えてみたら、鉢植えは土の量が限られていて根が伸びるスペースにも制約があり、寒暖や加湿、乾燥の影響を受けやすいということはわかりますね。だから手間がかかるということも。
しかし、鉢植えにもメリットがあります。自由に動かせるということです。暑さが苦手な山野草などは夏に日陰に移動させればよく、寒さが苦手な多肉植物などは冬に軒下か室内へ移動してあげたらいい。室内の観葉植物は窓の方に向かって枝葉が伸びるので、バランスよくするため、たまに鉢を回転させてあげたらいい。虫が出たら、風呂場や外に持って出て水で洗い流すこともできる。
ところで、ほとんどの鉢花や観葉植物は、買ってきたそのときがいちばんいい状態で、あとは衰弱していくものです。とだけ言ったら問題発言でしょうね。でも言葉にしたら残酷ですが、経験者だったらある程度はわかってもらえるものと思います。植え替えや切り戻しで衰弱を回避、どんどんいい状態に作り上げていける種類もありますが、人工的に編みこんで作ってある、そもそも環境が合わない、鉢植えに適さないなど、どうしようもない物もあります。例えば胡蝶蘭も、いい具合に咲いたポット苗を3つ、5つと寄せて一つの花のように作ってあるのであって、花が終わった後、いくらいい環境にそのまま置いておいても最初の状態のように花が咲き揃う確率は皆無に等しいですね。百聞は一見にしかずです。まずは植物に接して、色々やってみて欲しいという思いから書かせていただきました。
関連記事
-
-
厳冬期の植込みは、寒さプラス氷との戦い
趣味でやるガーデニングでしたら、わざわざ土の凍った日に植替えをするようなことはな …
-
-
「餅は餅屋」面倒なことはプロに任せるのが一番!
器用に何でも自分でやってしまわれる人は尊敬します。私がそうだったとは言いませんが …
-
-
バラの庭vs.日本庭園
植栽管理の一環で、バラの管理を任されているお客さんがあります。茨木東中条パーク …
-
-
園芸店ではなく、花屋でも、造園屋でも、生産者でもない、観葉屋・貸鉢屋の苦悩
とあるサイトに「園芸店」として登録されていたので、「貸植木」と打ち直して入力し …
-
-
観葉植物、交換してもしなくても値段は同じです!?
昔からの習慣で、貸植木は当然毎月交換するものと思われていることがあります。実際、 …
-
-
今度こそは、目を付けるだけではなく実際に持ち帰った、流木
以前に目を付けて狙っていた流木は、いつの間にかなくなっていました。 誰かが持って …
-
-
もう手遅れかもしれませんが、植物の寒さ対策、忘れてませんか~
毎年のことでわかってはいるのですが、即商品とならないような植物は放置してしまいが …
-
-
プランター花の植替えは面倒ですよね~ 借りたら楽ですよ(笑)
この投稿をInstagramで見る 中井 貢(@al …
-
-
病院にこそインテリアグリーンを!
病院では、多くの患者さんがグリーンを見て安らぎを覚えることでしょう。特に外に出ら …
-
-
ロイヤルステージ南春日丘 The Garden の全貌
<2/3更新> エントランス裏の小庭園の水が漏れだして、手直しをしてもらいました …
- PREV
- ガラス温室vs.ビニールハウス
- NEXT
- ヒマワリの花は東か西を向いて止まる
